タイムは、貴婦人が騎士に贈りました

タイム(THYME)はシソ科、和名はタチジャコウソウです。
植物の中では「もっとも最初に香水に使われた植物」と呼ばれ、古代から体に塗る香料や、神殿を浄めるために焚くのに使われていました。
西洋では「死者(英国では、殺された人)の魂は、タイムの花の中に住む」という言い伝えがあります。
花ことばは、「勇気・活躍・活動」など。中世のころ、欧州の貴婦人は、帯にタイムの枝と、その花の周囲を飛び回る蜂を刺繍し、戦場のおまもりとして騎士に贈るならわしがありました。
ギリシア・ローマでは、愛の女神ヴィーナスと、軍神マルスに捧げられる聖樹です。

タイム使用法・長く煮ても、香りは長続き

タイムの葉は香気があり、数種のハーブを束ねた「ブーケガルニ」には欠かせません。長い時間煮込んでも香りが飛ばないので、煮込み料理向きです。
タイムは、バターやパンに混ぜたり、オリーブ油に漬け込んでマリネやドレッシングに使ったり、ビネガーに入れてハーブビネガーにしたりします。
タイムの香りは強いので、個性の強いバルサミコなど赤ワイン系ビネガーにも合います。
花も食べられるので、サラダやスープなどの彩りとして使われます。

タイムの精油の使い方・呼吸器系に効きめあり

薬効は殺菌力・消炎力などがあり、肩コリ、頭痛をやわらげます。また、入浴剤や、歯磨き粉などにも使われます。
とくに呼吸器系に効果を発揮するので、風邪の喉の痛み・鼻づまりなどをやわらげる作用があります。
タイムは、エッセンスが濃縮された精油は成分が強いため、敏感肌の人には刺激が強すぎる可能性があります。また、高血圧など持病のある人や、妊娠中の人は、使わない方がよいでしょう。

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